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    骨盤調整・産後ケア。施術に関する「不満」まとめ。

    弊所で施術および
    カウンセリングを
    行っていますと

    産後のママさんたちの
    から

    「骨盤調整や
    産後ケアに対する不満」

    を聞くことがあります。

    他所で産後ケア・
    骨盤調整を受けたが
    不満があるために
    弊所に相談にきた、

    という流れです。

    それらの不満について
    本日はまとめてまいります。

    弊所ではママさんたちの不満の声を
    拾い上げてもっと良いサービスを
    作りたいですし、また
    産後ケアを希望される方の
    参考になれば幸いです。

    (1)10回通えといわれた。忙しいから無理。

    産後のママさんは
    子育てで忙しい方が多いです。

    私の家にも小さな子供がいるので
    なんとなくは分かりますが
    そもそも時間がないのに
    10回通う時間を確保するのは
    結構大変です。

    → 弊所では半分の5回程度で
    結果が出るよう
    施術を行っていきます。

    *状態にもよります。

    (2)子どもを連れてきていいといわれたのに・・・

    子どもを連れてきていいといわれて
    連れていったら
    壁が薄くて気まずかった
    というお声も頂戴しました。

    個室に分かれていないと
    ママさん方が
    気になってしまうというのは
    納得ができる話です。

    → 弊所では完全に
    個室に分けてあります。

    また授乳やおむつ替えも
    できるよう対応しています。

    (3)痩せるといわれたのに思ったほどの効果がなかった・・・

    痩せるというのはあくまでも
    2次的な作用です。

    大げさに効果をうたっている場合
    国民生活センターなどにも
    相談してもいいかもしれません。

    → こちらでも書いていますが
    弊所は大げさな効果などは
    うたいません。

    しっかり説明させていただきます。

    まとめ

    何度かこちらでもお伝えしていますが
    産後の骨盤調整は
    やれば体にとって
    プラスになりますし
    メリットはたくさんありますが

    「絶対にやらなければいけない」
    モノではないです。

    また
    「やらないと痩せない」
    モノでもありませんが

    ・ 疲れが取れない
    ・ 膝が痛い
    ・ 股関節が痛い

    など、
    お悩みを抱えてしまった際には
    かなりお役に立てると思います。

    ・・・
    産後のケアは
    心身にとって、大切ですが
    どうも骨盤調整という言葉が
    独り歩きしているように感じます。

    弊所ではしっかり
    お話を伺いご説明しますの。

    わからない点などは
    お気軽にご質問ください。

    妊娠中、身体に現れる不調や症状について(いわゆるマイナートラブル。つわり、肩こり、腰背部痛、胸やけ、むくみ、など。)

    妊娠中は身体の変化が起こるため
    生理的な変化により
    様々な不快症状が
    身体に出現することがあります。

    命にかかわるような
    重大な異常ではないものの

    「マイナートラブル」

    と呼ばれその症状は
    時に妊婦さんを
    悩ませることとなります。

    本日はそれら
    マイナートラブルについて
    まとめていきます。

    また以下のものは

    鍼灸の施術により
    症状の軽減が可能です。

    お薬以外の選択肢となりえます。
    ご参考までに。

    (1)つわり

    妊娠初期に起こります。

    悪心・嘔吐・食欲不振・
    胸やけ・嗜好の変化など
    が起こります。

    (2)肩こり・腰背部痛

    妊娠中は体重増加に加え
    重心が変わることが原因で
    腰背部や首肩などへの
    負担や痛みが
    大きくなっていきます。

    またエストロゲンやリラキシンといった
    ホルモンの作用によって
    靭帯結合組織が
    弛緩することも
    腰背部痛の原因とされます。

    (3)胸やけ

    プロゲステロンホルモンによる
    胃噴門括約筋の弛緩や
    増大した子宮による胃の圧迫
    によって起こります。

    妊娠の後期に多い症状です。

    (4)むくみ 浮腫

    妊娠により血しょう量が増加すると
    血漿タンパク濃度が低下し
    膠質浸透圧が低下することによって
    間質内に水分が貯留し
    浮腫が起こりやすくなります。

    下肢の静脈圧が
    上昇するため
    妊娠後期の下肢に起こりやすいです。

    ・・・ほかにも
    足のけいれんや頻尿、
    便秘などがマイナートラブルとして
    挙げられます。

    鍼灸の施術を行うことで
    症状を緩和させることは
    可能です。

    お困りの際はご相談ください。

    「他所で妊娠中に施術を受けた後、ぎっくり腰のような状態になった」というご相談に関して。

    先日、こんなご相談を受けました。
    ほかの方の参考にも
    なるかもしれませんので
    こちらにも掲載しておきます。

    ご相談者:
    妊娠8か月のママさん

    相談内容:
    他所でマッサージを受けた。
    施術はいたくなかったが
    その後、急に腰が
    痛くなってしまい
    ぎっくり腰のような状態になってしまった。

    これはなぜなのか?
    施術が良くなかったのか?
    教えてほしい。

    また対策などあれば
    あわせて教えてほしい。

    施術後、痛みが強くなる可能性は誰にでもある。・・・けれど

    とてもつらそうな様子でしたので
    まずはお見舞い申し上げました。

    大変でしたね、と。

    さてご質問に
    お答えさせていただきます。

    施術後そのように急に
    腰が痛くなること
    はまれにあります。
    誰にでも起こりえます。

    妊娠中は
    とくに重心が変わりやすいため
    そのようになることも多いです。

    ですのでそんなに
    心配はいらないのですが
    本来ならば
    施術者がそのようなこと
    も指導すべきだと思われます。

    施術後
    痛みが強くなることもありますし
    そのような場合は
    安静にしたり
    冷やしたりした方がいいです。

    また
    妊娠中は湿布薬の使用も注意が必要な場合があります。

    それらのことも
    含めて指導すべきなのです。

    ・・・
    もしも
    産前産後などに施術を
    受けたい場合は
    ただもむだけではなく

    施術後の指導を
    しっかりやってくれるところや
    しっかり質問に答えてくれるような
    ところを探すのが良いでしょうね。

    ご参考までに。

    改善例、30代女性の施術「妊娠中の肩コリ・恥骨結合炎」

    プライバシーに配慮し
    症状と改善例についてまとめていきます。

    ・・・全員が同じように
    改善するわけではないと思いますが
    参考になれば幸いです。

    妊娠中の恥骨結合炎の
    改善例です。

    詳しくは以下・・・

    ご本人の状況など

    お名前 
    木下春江さま(仮名)

    年齢
    35歳(施術当時)

    主な訴え 
    妊娠中の肩こり
    恥骨結合炎

    ・・・妊娠7ヶ月くらいで来所相談。
    里帰り出産をするために
    それまでに少しでも体調を
    良くしたいとの希望あり。

    思い当たる原因、弊所での施術・見解、経過など

    (1)思い当たる原因
    もともと腰痛・肩コリがあった。

    20代の頃仕事出疲れた時に
    腰痛がひどくなり
    鍼灸院に通った経験がある。

    肩コリは前から気にしていた。

    少しO脚気味で
    腰痛になりやすいことなど
    気にしていた。
    (ご本人談)

    (2)弊所での施術・見解
    全身の動きや
    筋肉のバランスをチェックした結果
    下半身の緊張強い。

    動きをよくして
    腰やおしりに
    負担をかけないように
    することを目的に施術する。

    また、
    睡眠も浅い。

    リラックスしてもらい
    回復に努めてもらう。

    鍼灸や整体などにより
    体型のバランスや
    自律神経のバランスが整い
    症状が和らぐ、と説明。

    週に1度は施術を受けるよう
    お伝えする。

    (3)経過
    第一回 平成27年11月17日

    まずは状況をしっかりと伺い
    施術の流れなどを説明。

    恥骨結合炎で悩んでいる。
    歩行時に痛みが強くなる。
    肩こりなどを気にしている。

    病気ではないので
    施術で改善することをお伝えする。

    筋肉のバランスの問題。
    骨盤ベルトの付け方なども指導。

    またもしも気になるならば
    整形外科も紹介できるが
    まずは様子を見てもいいのでは
    ないかと説明。

    ・ 全身の緊張把握
    ・ はり灸
    ・ 吸玉
    ・ ストレッチ
    ・ 骨盤調整
    ・ 股関節運動

    などの施術を行う。
    緊張を緩和させる。

    第二回 平成27年11月24日

    前回の施術後は
    少し痛みが出たが
    全体的に楽になってる。

    第三回 平成27年12月02日

    骨盤ベルトをしていれば痛み感じない。
    経過は良好。

    肩こりもさほど気にならなくなってきた。

    第四回 平成27年12月09日

    順調。

    第五回 平成27年12月12日

    明日から実家に帰省する。
    体調は大分いい。

    自宅で行う
    お灸の方法など指導。

    (4)総括

    元々の肩こりや腰痛は感じていた。

    筋肉のバランス悪い。

    妊娠でさらにバランスが
    崩れた模様だが
    施術によりだいぶ改善された。

    骨盤ベルトの付け方も指導できた
    ので回復も早かった。

    5回の施術で
    どんどん良くなっていったので
    ご本人にも
    満足していただけたのは
    とてもうれしい。

    お大事にどうぞ。
    また何かあればご相談ください。

    妊娠合併症と、その兆候まとめ。

    2009年にRicciが発表した
    論文によると

    「妊婦の4人に一人は
    母親・胎児・または
    両者に対し

    マイナスの結果をもたらす
    医学的なコンディションを
    発症する危険にさらされている。」

    と医師は考えている。

    とのことです。
    (詳細は上記リンク英語論文より。)

    ・・・
    妊娠は病気ではありませんが
    ハイリスク要因、
    不健康なライフスタイル、
    予測できる事由がなくても
    合併症を発症することがあるのです。

    妊娠されている方は
    産婦人科へ行き
    医師の診察・検査を受け
    身体の状態を注意深く
    モニタリングしているので
    たとえ合併症などが
    現れた場合でも
    早急に対処できる場合が多いです。

    ですので
    さほど心配は要りません。

    我々のような施術家も
    知っておく必要はあるために
    ここでは知識の一環として
    妊娠合併症をまとめます。

    ご参考までに。

    妊娠合併症とその兆候・まとめ

    (1)流産・絨毛性疾患
    子宮外妊娠・子宮頚管無力症・早産・
    前期破水・胎盤の異常

    出血、おりもの、大量の破水。
    腰や骨盤の痛み。

    痙攣・陣痛・大腿部の圧迫感。

    (2)重症妊娠悪阻

    つわりがひどい状態。
    重度の吐き気。脱水症状など。

    (3)子宮内胎児発育遅延
    (IUGR)、胎児発育遅延(SGA)

    体重増加量が低い、
    胎動の低下

    (4)妊婦高血圧症候群

    高血圧、蛋白尿、急激な体重増加、
    全身のむくみ、重度の頭痛、
    重度のはきけ、視覚障害、
    右側上背部中背部の痛み、
    けいれん発作

    (5)血栓

    ふくらはぎの熱感、
    腫れ・痛みが片側に出る

    (6)妊娠糖尿病

    極度の空腹・喉の渇き・
    頻尿・尿糖など

    ・・・簡単にまとめただけでも
    これらの合併症があります。

    上記のような兆候が出た場合
    すぐに担当の医師に相談していると
    思いますがご参考までに。

    参考
    「妊婦マッサージ」医道の日本社より

    妊娠中の施術体位について → ふつうは横向きで行います

    妊婦さんが整体・
    マッサージ・鍼灸などの
    施術を希望した時
    体位はどうなるでしょうか?

    弊所では
    たいてい上の写真のような
    抱き枕を使用し

    横向き=側臥位

    で施術します。

    理由は

    横向きだと腰や背中に
    負担がかからないこと

    また
    もっともリラックスできる状態
    だから安全であること

    などの理由から
    側臥位での施術を行っているのですが
    専門書にも似たような解説が
    出ていたので
    ここでも紹介します。

    参考 
    妊婦マッサージ(医道の日本社)より

    ・・・
    側臥位は妊娠前期を通して、
    一番安全で
    快適なポジションだ。

    枕やボルスターまたはサイドボディクッションを
    使えばほとんどの妊婦が快適に
    このポジションを取れる。

    側臥位は子宮靭帯と筋骨格の緊張を
    最も少なくする体勢だ。

    このポジションでは
    子宮内圧が上昇することもなく
    静脈洞や胸が
    圧迫されることもない。

    またこのポジションでは会話もしやすい。
    精神的にもリラックスしやすいのである。

    (以上P40より抜粋)

    ・・・
    伏臥位(うつ伏せ体位のこと)
    について指導者全員が
    賛同する点がある。

    初期を過ぎたら
    特別な補助器具なしに
    マッサージベッドに
    直接うつ伏せになるべきでない
    ということだ。

    意見が分かれるのは
    妊娠中期・後期に
    伏臥位により起きる
    子宮内圧の上昇や
    後背部の脊椎や骨盤の緊張
    といった主要な問題点を
    補助用具だけで解消できるのか
    ということだ。

    施術中にずっとその体制を
    取り続けていることの
    安全性を肯定する
    証拠も否定する証拠も
    残念ながら発見されていない。

    (P41より抜粋)

    ・・・
    精神的にも一番リラックスできて
    なおかつ体への負担も少ない

    ということが側臥位を勧める
    理由であり専門書でも推奨されています。

    ただケースバイケースですし
    様々な体勢で施術が可能ですので
    ほかの体位などのご要望あれば
    ご相談ください。

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