妊娠中の施術体位について → ふつうは横向きで行います

妊娠中の施術体位について → ふつうは横向きで行います

妊婦さんが整体・
マッサージ・鍼灸などの
施術を希望した時
体位はどうなるでしょうか?

弊所では
たいてい上の写真のような
抱き枕を使用し

横向き=側臥位

で施術します。

理由は

横向きだと腰や背中に
負担がかからないこと

また
もっともリラックスできる状態
だから安全であること

などの理由から
側臥位での施術を行っているのですが
専門書にも似たような解説が
出ていたので
ここでも紹介します。

参考 
妊婦マッサージ(医道の日本社)より

・・・
側臥位は妊娠前期を通して、
一番安全で
快適なポジションだ。

枕やボルスターまたはサイドボディクッションを
使えばほとんどの妊婦が快適に
このポジションを取れる。

側臥位は子宮靭帯と筋骨格の緊張を
最も少なくする体勢だ。

このポジションでは
子宮内圧が上昇することもなく
静脈洞や胸が
圧迫されることもない。

またこのポジションでは会話もしやすい。
精神的にもリラックスしやすいのである。

(以上P40より抜粋)

・・・
伏臥位(うつ伏せ体位のこと)
について指導者全員が
賛同する点がある。

初期を過ぎたら
特別な補助器具なしに
マッサージベッドに
直接うつ伏せになるべきでない
ということだ。

意見が分かれるのは
妊娠中期・後期に
伏臥位により起きる
子宮内圧の上昇や
後背部の脊椎や骨盤の緊張
といった主要な問題点を
補助用具だけで解消できるのか
ということだ。

施術中にずっとその体制を
取り続けていることの
安全性を肯定する
証拠も否定する証拠も
残念ながら発見されていない。

(P41より抜粋)

・・・
精神的にも一番リラックスできて
なおかつ体への負担も少ない

ということが側臥位を勧める
理由であり専門書でも推奨されています。

ただケースバイケースですし
様々な体勢で施術が可能ですので
ほかの体位などのご要望あれば
ご相談ください。

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