産前産後のケア、そのエビデンス(根拠)について
産前産後のケアにおいては様々な方法があり
鍼灸やマッサージなどが
その選択肢の一つとして登場することは
少なくありません。
だからこそ、
そのエビデンス(根拠)について
知っておくことはとても大切だと思われます。
施術者の経験則から、
ケアの施術方針を決めてもいいとは
思いますが
その説明はとても大切になってきます。
根拠がないと
安全性の確保もされない場合もあります。
一般社団法人 日本助産学会
の発行する
を読んでいました。
鍼灸やマッサージなどが関係するところを
ピックアップしご紹介してまいります。
(1)妊娠中の腰痛・骨盤痛の改善に
有効な方法はなにか?
運動が有効。
だそうです。
通常の助産ケアに加えて
鍼治療を
取り入れた場合
腰痛や骨盤痛が改善した数が多かった
ということもかかれています。
(2)浮腫(むくみ)に対する介入について
リフレクソロジーを行った場合と
行わなかった場合
リフレクソロジーを行った方が
下肢のむくみが改善したという
割合は多かった。
・・・その他
(3)指圧やはり療法に分娩誘発効果はあるか?
分娩誘発の方法としては
勧められない、そうです。
(4)指圧やはり療法は陣痛促進効果はあるか?
あるが積極的には勧めない
、そうです。
ざっと見てみましたが
結構興味深い記載も多かったです。
やはりエビデンスに関しては
知っておくことや
説明できるようにしておくことは
大切だなと思った次第です。
・・・蛇足ですが
サプリメントの話題も少々出てきました。
葉酸サプリメントは
推奨されていますが
その他のビタミンサプリメントなどは
食事をきちんととれている場合には
特に推奨されていません。
鉄分のサプリメントも
摂取には注意が必要とも
書かれています。