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    妊娠中、身体に現れる不調や症状について(いわゆるマイナートラブル。つわり、肩こり、腰背部痛、胸やけ、むくみ、など。)

    妊娠中は身体の変化が起こるため
    生理的な変化により
    様々な不快症状が
    身体に出現することがあります。

    命にかかわるような
    重大な異常ではないものの

    「マイナートラブル」

    と呼ばれその症状は
    時に妊婦さんを
    悩ませることとなります。

    本日はそれら
    マイナートラブルについて
    まとめていきます。

    また以下のものは

    鍼灸の施術により
    症状の軽減が可能です。

    お薬以外の選択肢となりえます。
    ご参考までに。

    (1)つわり

    妊娠初期に起こります。

    悪心・嘔吐・食欲不振・
    胸やけ・嗜好の変化など
    が起こります。

    (2)肩こり・腰背部痛

    妊娠中は体重増加に加え
    重心が変わることが原因で
    腰背部や首肩などへの
    負担や痛みが
    大きくなっていきます。

    またエストロゲンやリラキシンといった
    ホルモンの作用によって
    靭帯結合組織が
    弛緩することも
    腰背部痛の原因とされます。

    (3)胸やけ

    プロゲステロンホルモンによる
    胃噴門括約筋の弛緩や
    増大した子宮による胃の圧迫
    によって起こります。

    妊娠の後期に多い症状です。

    (4)むくみ 浮腫

    妊娠により血しょう量が増加すると
    血漿タンパク濃度が低下し
    膠質浸透圧が低下することによって
    間質内に水分が貯留し
    浮腫が起こりやすくなります。

    下肢の静脈圧が
    上昇するため
    妊娠後期の下肢に起こりやすいです。

    ・・・ほかにも
    足のけいれんや頻尿、
    便秘などがマイナートラブルとして
    挙げられます。

    鍼灸の施術を行うことで
    症状を緩和させることは
    可能です。

    お困りの際はご相談ください。

    「他所で妊娠中に施術を受けた後、ぎっくり腰のような状態になった」というご相談に関して。

    先日、こんなご相談を受けました。
    ほかの方の参考にも
    なるかもしれませんので
    こちらにも掲載しておきます。

    ご相談者:
    妊娠8か月のママさん

    相談内容:
    他所でマッサージを受けた。
    施術はいたくなかったが
    その後、急に腰が
    痛くなってしまい
    ぎっくり腰のような状態になってしまった。

    これはなぜなのか?
    施術が良くなかったのか?
    教えてほしい。

    また対策などあれば
    あわせて教えてほしい。

    施術後、痛みが強くなる可能性は誰にでもある。・・・けれど

    とてもつらそうな様子でしたので
    まずはお見舞い申し上げました。

    大変でしたね、と。

    さてご質問に
    お答えさせていただきます。

    施術後そのように急に
    腰が痛くなること
    はまれにあります。
    誰にでも起こりえます。

    妊娠中は
    とくに重心が変わりやすいため
    そのようになることも多いです。

    ですのでそんなに
    心配はいらないのですが
    本来ならば
    施術者がそのようなこと
    も指導すべきだと思われます。

    施術後
    痛みが強くなることもありますし
    そのような場合は
    安静にしたり
    冷やしたりした方がいいです。

    また
    妊娠中は湿布薬の使用も注意が必要な場合があります。

    それらのことも
    含めて指導すべきなのです。

    ・・・
    もしも
    産前産後などに施術を
    受けたい場合は
    ただもむだけではなく

    施術後の指導を
    しっかりやってくれるところや
    しっかり質問に答えてくれるような
    ところを探すのが良いでしょうね。

    ご参考までに。

    改善例、30代女性の施術「なぜ施術を受けると回復力が抜群に上がるのか??」

    プライバシーに配慮し
    症状と改善例についてまとめていきます。

    ・・・全員が同じように
    改善するわけではないと思いますが
    参考になれば幸いです。

    施術を受けると回復力が
    上がる理由は
    リラックス効果で
    睡眠の質が高まるため、です。

    詳しくは以下・・・

    ご本人の状況など

    お名前 
    佐藤里子さま(仮名)

    年齢
    33歳(施術当時)

    主な訴え 
    首の疼痛 息苦しい感じ
    肩こり、むくみ、
    難聴傾向

    施術開始時期
    平成28年10月12日

    改善時期
    平成28年11月9日
    (週に1度程度。全5回の施術。)

    経過・状況など
    女の子を2人育てている。
    保育園に毎朝連れていき
    仕事もしている。

    一人目を出産した
    平成24年5月頃より
    耳の調子悪い。

    二人目を出産した
    平成26年5月頃から
    疲れやすくなった。

    痩せにくくなった
    浮腫み(むくみ)
    がある気がする。

    いらいらする。
    ちょっとしたことで
    子供に怒ってしまう。
    そのことが罪悪感。

    甲状腺機能や
    ホルモンバランスも心配だが
    病院に相談すればいいのか?
    誰に相談していいのかわからず
    不安は募るばかり。
    (ご本人談)

    思い当たる原因、弊所での施術・見解、経過など

    (1)思い当たる原因
    仕事もしていて
    またご主人が多忙な為
    家事・育児の負担が大きい。

    育児は楽しいが
    疲れが取れない。

    あまり深く寝れていない。
    ストレスでお酒の量も
    増えている。

    (2)弊所での施術・見解
    やはり多忙なことが原因、
    と思われる。

    睡眠時間を確保するために
    一日の時間を伸ばすことはできない。

    また仕事を
    やめるわけにもいかない。

    そのため

    「睡眠の質を上げる」
    ことを提案。

    鍼灸や整体などにより
    ホルモンバランスや
    自律神経が整い
    睡眠の質が上がるため
    週に1度施術を受けるよう
    お伝えする。

    → 深く寝れるようになる。

    またむくみや甲状腺の問題は
    気になるのであれば
    内科医に相談するよう指導。

    血液検査や病気の種類、
    投薬までの流れなど説明し
    必要ならば紹介状も書く
    と伝えた。

    (3)経過

    第一回 平成28年10月12日

    まずは状況をしっかりと伺い
    施術の流れなどを説明。

    お困りごとのリサーチ。
    主訴は肩コリ症状や
    しびれ・痛みなどだが
    浮腫みなどを気にしている。

    病気ではないので
    施術で改善することをお伝えする。

    またもしも
    病気が気になるならば
    病院も紹介することも
    伝えた。

    ・ 全身の緊張把握
    ・ はり灸
    ・ 吸玉
    ・ ストレッチ
    ・ 骨盤調整
    ・ 股関節運動

    などの施術を行う。
    緊張を緩和させる。

    第二回 平成28年10月19日

    前回の施術後は
    少し怠さが出た。
    そのためよく眠れた。

    → 温泉のようなものだと説明。

    ★温泉療法のメカニズムと
    鍼灸や整体の
    回復メカニズムは
    にているため。
    要するに
    副交感神経優位になっている。

    深く寝れるようになれば
    どんどん良い方向に
    改善してくると説明。

    同じように
    緊張緩和目的の施術を行った。
    自律神経のバランスも整えていく。

    第三回 平成28年10月26日

    病院には行っていない模様。
    あまり心配事も
    無くなった。

    ★心配だったら
    病院にも行くよう指導

    良い変化は
    子供やご主人に
    イライラしなくなった。

    経過良好だと説明し
    緊張緩和の施術を続けた。

    第四回 平成28年11月2日

    浮腫みを解消するための
    美容鍼も行った。

    顔がすっきりしたことに
    満足された模様。

    痩せにくくなったことを
    気にしていたので
    代謝をあげるための
    施術を行い
    自宅でできるストレッチも
    指導した。

    引き続き、
    緊張緩和のための
    施術も行った。

    第五回 平成28年11月9日

    痛みやコリ症状はほとんど
    気にならなくなった。

    あとはご自身での
    調整をしてもらうが

    心配だったら定期的に
    メンテナンスをするよう
    お伝えし終了。

    ★メンテナンスは2週間か
    1か月に一度で良い。

    (4)総括

    いろいろと気にされていた部分は
    あるものの
    疲れや睡眠不足、
    疲労の蓄積が悪循環を引き起こし

    イライラやむくみに
    なってしまっていた。

    ★要するに
    自律神経のバランスが乱れていた。

    施術を行い
    睡眠の質を高めたことで
    生活が好循環に変わり
    びっくりするくらい
    良い体調の変化が出た。
    (ご本人談)

    また上記のように

    「体調不良を
    誰に相談すればよいかわからない」
    場合も弊所にご相談いただければほとんどの場合で解決できると思います。

    悩みがなくなると
    今度は回復に専念できます。

    お困りの方は
    まずはご相談ください。

    妊娠中の施術体位について → ふつうは横向きで行います

    妊婦さんが整体・
    マッサージ・鍼灸などの
    施術を希望した時
    体位はどうなるでしょうか?

    弊所では
    たいてい上の写真のような
    抱き枕を使用し

    横向き=側臥位

    で施術します。

    理由は

    横向きだと腰や背中に
    負担がかからないこと

    また
    もっともリラックスできる状態
    だから安全であること

    などの理由から
    側臥位での施術を行っているのですが
    専門書にも似たような解説が
    出ていたので
    ここでも紹介します。

    参考 
    妊婦マッサージ(医道の日本社)より

    ・・・
    側臥位は妊娠前期を通して、
    一番安全で
    快適なポジションだ。

    枕やボルスターまたはサイドボディクッションを
    使えばほとんどの妊婦が快適に
    このポジションを取れる。

    側臥位は子宮靭帯と筋骨格の緊張を
    最も少なくする体勢だ。

    このポジションでは
    子宮内圧が上昇することもなく
    静脈洞や胸が
    圧迫されることもない。

    またこのポジションでは会話もしやすい。
    精神的にもリラックスしやすいのである。

    (以上P40より抜粋)

    ・・・
    伏臥位(うつ伏せ体位のこと)
    について指導者全員が
    賛同する点がある。

    初期を過ぎたら
    特別な補助器具なしに
    マッサージベッドに
    直接うつ伏せになるべきでない
    ということだ。

    意見が分かれるのは
    妊娠中期・後期に
    伏臥位により起きる
    子宮内圧の上昇や
    後背部の脊椎や骨盤の緊張
    といった主要な問題点を
    補助用具だけで解消できるのか
    ということだ。

    施術中にずっとその体制を
    取り続けていることの
    安全性を肯定する
    証拠も否定する証拠も
    残念ながら発見されていない。

    (P41より抜粋)

    ・・・
    精神的にも一番リラックスできて
    なおかつ体への負担も少ない

    ということが側臥位を勧める
    理由であり専門書でも推奨されています。

    ただケースバイケースですし
    様々な体勢で施術が可能ですので
    ほかの体位などのご要望あれば
    ご相談ください。

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