タグ: 肩こり

    産前産後の不調・調整で鍼灸院を利用した場合、医療費控除の対象になる。

    ・・・たまにきかれる質問なので
    こちらにも載せておきますね。

    産前産後の不調
    (たとえば肩が痛い、
    腰が痛い、膝が痛い、
    つわりがひどいなど)
    で鍼灸院を利用した場合

    医療費控除の対象に
    なります。

    ちなみに
    整体院ですとなりません。

    産後の調整をしたい方は
    参考にしてください。

    出産時は医療費控除の
    申請をする方が多いので
    これらのことは
    覚えておくといいかもしれません。

    また
    こちらの国税庁のページにも
    記載されていますが
    単に慰安目的の場合も
    控除の対象にはなりません。

    もしも心配な方は
    領収書の裏に

    「腰痛で辛かったので
    施術を受けた」など

    メモを残しておくのが
    よいかもしれません。

    どんな目的で鍼灸を受けたのか?

    税務署から質問された、
    という話は今まで
    きいたことありませんが
    そこまでしておけば
    安心ではないでしょうか??

    ご参考までに。

    *最終的には
    税務署の判断になります。

    わからない場合はお問い合わせください。

    妊娠中、身体に現れる不調や症状について(いわゆるマイナートラブル。つわり、肩こり、腰背部痛、胸やけ、むくみ、など。)

    妊娠中は身体の変化が起こるため
    生理的な変化により
    様々な不快症状が
    身体に出現することがあります。

    命にかかわるような
    重大な異常ではないものの

    「マイナートラブル」

    と呼ばれその症状は
    時に妊婦さんを
    悩ませることとなります。

    本日はそれら
    マイナートラブルについて
    まとめていきます。

    また以下のものは

    鍼灸の施術により
    症状の軽減が可能です。

    お薬以外の選択肢となりえます。
    ご参考までに。

    (1)つわり

    妊娠初期に起こります。

    悪心・嘔吐・食欲不振・
    胸やけ・嗜好の変化など
    が起こります。

    (2)肩こり・腰背部痛

    妊娠中は体重増加に加え
    重心が変わることが原因で
    腰背部や首肩などへの
    負担や痛みが
    大きくなっていきます。

    またエストロゲンやリラキシンといった
    ホルモンの作用によって
    靭帯結合組織が
    弛緩することも
    腰背部痛の原因とされます。

    (3)胸やけ

    プロゲステロンホルモンによる
    胃噴門括約筋の弛緩や
    増大した子宮による胃の圧迫
    によって起こります。

    妊娠の後期に多い症状です。

    (4)むくみ 浮腫

    妊娠により血しょう量が増加すると
    血漿タンパク濃度が低下し
    膠質浸透圧が低下することによって
    間質内に水分が貯留し
    浮腫が起こりやすくなります。

    下肢の静脈圧が
    上昇するため
    妊娠後期の下肢に起こりやすいです。

    ・・・ほかにも
    足のけいれんや頻尿、
    便秘などがマイナートラブルとして
    挙げられます。

    鍼灸の施術を行うことで
    症状を緩和させることは
    可能です。

    お困りの際はご相談ください。

    高年初産婦の方の特徴。肩こりや腱鞘炎が起こりやすい。

    千葉大学看護学部の先生が
    作成した
    「高年初産婦における産後一か月までの子育て支援ガイドライン」

    というレポートを
    読んでいました。

    我々のような鍼灸師も
    産後のママさんたちとは
    身体のケアで
    かかわることが多いです。

    勉強して
    何かお役に立てることは
    ないかと思いました。

    *だれでも閲覧できますので
    興味がある方は上記リンクから
    閲覧できますので
    読んでみてください。

    以下のようなことが
    かかれていたのが
    印象に残りました。

    高年初産婦の健康問題等の特徴

    高年初産群は産後入院中、
    産後1か月において、

    1、経産群に比べて疲労得点が有意に高い、
    2、 母乳栄養率が低い、
    3、 産後 1 か月時点で肩こり、
    腰背部痛、腱鞘炎が多い、

    4、経産群に比べて
    産後うつ病のリスクが有意にあり
    5、 経産群、若年初産群に比べて母親役割
    の自信得点と
    母親であることの満足感得点が
    有意に低い

    という結果を得た。

    (上記リンクより)

    ・・・肩こりや腱鞘炎(ドベルバン病)、
    疲労などの症状の方は
    鍼灸院にも良く来所されます。

    上記のような知識を
    我々も知っておくことで
    施術時にしっかりと説明
    することもできますし
    じっくりお話を聞くこともできます。

    また
    看護師や助産師、医師の方々とも
    協力しながら
    サポートができればよいな、
    と心から思います。

    何かあればご相談ください。

    改善例、20代女性の施術「手首の痛み・腰痛・肩のコリ」

    プライバシーに配慮し
    症状と改善例についてまとめていきます。

    ・・・全員が同じように
    改善するわけではないと思いますが
    参考になれば幸いです。

    手首の痛みや
    腰痛の改善例です。

    詳しくは以下・・・

    ご本人の状況など

    お名前 
    島田かおりさま(仮名)

    年齢
    27歳(施術当時)

    主な訴え 
    首の疼痛・肩コリ
    腰痛・手首の痛み

    ・・・現在施術継続中ですが
    施術後改善傾向が見られたために
    感想を書いていただきました。

    ご本人の施術感想

    現在の状況
    産後2か月

    Q1 施術前に辛いと感じていたことを
    教えてください。

    産後の腰痛や肩のコリ
    手首の痛みがあり
    自分ではケアの仕方がわからずに
    放置していました。

    Q2 施術後どうなりましたか?

    腕や手首が軽くなり方も施術前より
    軽くなった気がします。
    ほぐされる感じが実感でき
    眠くなる位リラックスしました。

    Q3 施術を受けるまでに
    不安な点はありましたか?

    痛い施術だったら、
    と少し不安でした。

    (→ 弊所は痛みを伴う
    施術は行いません。)

    子どもを連れての
    来院も不安でした。

    (→ 個室に分かれていますので
    ご安心ください)

    Q4 改善してほしいところが
    あればお願いいたします

    特になし

    弊所より・総括

    手首の痛みはむくみも関係しますので
    ホルモンバランスを整える
    お灸などの施術も行っていきます。

    また
    痛みそのものを
    押さえる施術も行いますが

    リラックスしてもらうことで
    より深く寝れるようになり
    回復力をあげるための
    施術も行っていきます。

    産後の不調は
    しっかり施術を受けていただければ
    ほとんどの場合で改善します。

    何でもお気軽にご相談ください。

    産後調整の必要性に関して。まとめ。

    妊婦マッサージ
    (医道の日本社)
    という本に
    産後最初の6週間に
    ほとんどの女性が
    セラピストのサポートを
    受ける共通の必要性が
    まとめられています。

    詳細は以下。

    産後調整の必要性まとめ

    以下のような理由から
    産後調整を行うべき理由が
    出てきます。

    <痛みなどの身体的変化>

    (1)出産からの回復。
    疲労や、骨盤靭帯と
    関節の緊張や痛み。

    頭痛・腰痛や発熱など。
    薬剤による後遺症。

    (2)骨盤底筋の痛み。
    尿失禁や残尿感含む。

    (3)痔や便秘傾向。

    (4)子宮の退縮による
    後陣痛。

    (5)産後すぐから2・3週間前後の
    震え症状。

    <ホルモンバランスの変化など>

    (6)内分泌系の大きな変化。
    妊娠前に移行していく。

    (7)乳房が母乳を
    生成するようになる。
    身体の変化。

    (8)精神的な変化。
    → うつ傾向に
    なってしまうことも。

    <生活習慣の変化>

    (9)体重の減少と重心の変化による
    腰痛や肩こり。
    姿勢や動きの変化。

    (10)子どもの世話による緊張。

    (11)睡眠不足。

    ・・・ざっと挙げただけでも
    上記のように
    産後の調整を受けるべき
    理由がたくさんあります。

    悩みは人それぞれだと
    思いますので
    個別にご相談ください。

    何回施術を受ければいいのか?

    1回でも当然効果はありますが
    施術の目的は

    「(痛みなど)症状を取ることではなく
    リラックスによる体質改善」

    になります。

    ですので

    5回1クール

    の施術を計画性を持って受けることを
    オススメします。

    またある程度、
    回数を重ねていただくことで
    体調の変化も見ることができます。

    もしも
    悪化している場合などは
    病院の診察もお勧めする
    ことができます。

    その場で症状をとることよりも
    変化を見ることが重要です。